2008年10月アーカイブ
調理師免許の試験対策として、各地で講習会が開催されています。
合格率を上げるためには、このような講習会の利用も検討に値するでしょう。
費用についてはピンキリですが、
一例をあげると、
講習料金 28,000円
(受講料 ・教科書 ・問題集 ・模擬テスト ・送料 ・事務手数料等)
講習期間 2日間
(1日6時間程度)
この講習会では受講者の要件は無いものの、受験に際しては、当然ながら、中卒以上、2年以上の業務従事を満たしていなければ試験は受けられません。
調理師として活躍するために「調理師免許」を取得するわけですが、
調理師免許取得のための試験を受けて合格した、あるいは厚生労働大臣の認可した調理師養成施設を卒業したからと言って、そのことイコール調理師免許というわけではありません。
そのことを前提として、調理師免許を申請する必要があります。
調理師免許の申請は、試験と違ってどこの都道府県でも良いものではなく、住民票のある都道府県への申請となります。
調理師免許申請には次に示す書類が必要です。
・調理師免許申請書
・調理師試験合格、あるいは調理師養成施設卒業を証する書類
・医師の診断書(3ヶ月以内)
※麻薬、あへん、大麻または覚せい剤の中毒者ではないことを示すもの
・以下の(1)から(5)のいずれか1通(6ヶ月以内のもの)
(1)戸籍謄本
(2)戸籍抄本
(3)住民票(但し本籍の記載のあるもの)
(4)外国人登録証明書とその写し
(5)登録原票記載事項証明書
・手数料(5,600円)
・印鑑(自筆で調理師免許申請書を記入する場合は不要)
【受験資格】
中学校卒業以上かつ2年以上調理の実務経験がある。
【試験時期】
各都道府県において、年1~2回行われており、出身地等の要件は無いので、どこでも受験可能。
【試験科目】
7科目 .食文化概論 栄養学 食品学 調理理論 衛生法規 公衆衛生学 食品衛生学
【試験形式】
四肢択一式の筆記試験
【合格ライン】
全科目の合計で6割以上。
(1科目でもその平均点を大きく下回る場合不合格の可能性がある)
【受験料】
6,800円(東京都の場合)
調理師免許試験を受験するには、2年以上の実務経験が必要です。
受験申請の際は、次に示す職種において、2年以上、調理業務に従事したという証明書が必要です。
採用形態については、正社員でなくとも、パートタイマーやアルバイトであっても、週4日以上で、かつ1日6時間以上勤務していれば要件を満たすことになります。
※ 調理師免許試験で認められる職種
・飲食店営業
・魚介類販売業(店舗で魚介類を販売する営業)
・総菜製造業
・学校・病院・寮等の給食施設 ※継続して1回20食以上又は1日50食以上調理する施設
調理師免許試験の詳細については、各都道府県庁にお問い合わせください。